界が変わる

  • 2011年03月06日(日)





運命の輪が、ゆっくりと、軋みを上げて回りはじめた。



半年前から、違う時代に入ったのは感じていたけれど、
予測は遥かに凌駕され…

これは、手にあまるほどの大きな変動なのかもしれない。

界の交代。

もう、昨日と同じ明日ではないのだ。



まるで中有のような今日という狭間。

明日からのこれからを考える。

明日からの自分を考える。



何が出来るだろう。

今の自分には何があるのだろう。

真剣に向き合って、一歩を、踏み出さなければならない。

そういう時代が来た。



いずれは来ると、納得していたことだけれど。

ほんとにね…ずいぶん長い時間、遊ばせてもらえた。

砂上の楼閣。

分かっていたからこそ、夜ごときらびやかな満艦飾を灯し続けてきた。

自分はなんと運のいい人間なのだろうと、ずっと思いながら。



幸運はいただきもの。
幸福は紡ぎだすもの。



遊びの時間は終わった。

ここからはじまる。



何かを手離さなければならないのだろうか。

ここまで大事にしてきた(はず)のものを、一度は放らなければ、
進めないのだろうか。

それは本当に大事なものなのか。

何をおいても続けたいことなのか。

自分はどう生きたいのだろう。



答えは、
比べて捨てて、比べて捨てて、
そうしなければみつからないものなのだろうか。

自分にとって一番大事なものは、何なのだろう。

ここから先に、どのぐらいの覚悟が必要なのだろう。



「生きてゆかなければ。生きてゆかなければね。」



今の自分にあるのは、この肉体と脳と気持ちと、
それだけ。

人の役に立てるような力は、何も身につけてこなかった。

そりゃそうだ、砂の上で遊んできたのだから。

別に、そこに反省や自戒を持ち込むつもりは毛頭なくて、
ここまでこう来た自分に出来ることを、する。

それだけのこと。



頭で考えていたってしょうがない。

動く。

それだけのこと。

…今それをしなかったら、自分を許せないな。
…自分で自分を価値のない生物に落としてしまうな。

自分が本当はどういう人間なのか、分かるときを与えてもらったということだ。



大きなチャンスじゃないか。

やってぶち当たったらそのとき分かる。

本当に大事なものが。

手離したくないものが。

自分が何を築いてきたかが。



そこに人は、もはや関係ないのだよな。

誰がどうあろうと、自分がするべきことの前に、人の生き様は関わらない。

たとえそれが家族であろうと、
自分の生を歩くのは、自分、ただ独りなのだから。



そうね、大丈夫。

この界のはじまりは、
香り高く咲き誇る、大きな真っ赤な薔薇の花束を贈られた、
そこからだったのだから。

どんな旅路になったとしても、先で待つのは祝祭。

そう信じられる。






さあ、どうする?

あんたはどう生きてゆきたい?

どう生きてゆこうか。







                      *  *  *